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    脛骨神経の走行、主な絞扼部位、筋の支配、皮枝を骨模型にて、動画で解説させて頂きました。

    脛骨神経L45S123

    総腓骨神経の約2倍の太さがある。

    ①坐骨神経が大腿下部の大腿二頭筋と半膜様筋の間 で脛骨神経、総腓骨神経に分かれる。

    ②脛骨神経は、膝窩中央に下降していく。
    その途中、膝窩の上方で、内側腓腹皮神経を出し下腿後面の感覚を伝える。

    ※内側腓腹皮神経は、下腿で、総腓骨神経の枝の外側腓腹皮神経と合流し、腓腹神経となる。腓腹神経は、下腿の外側を下降し、一部は踵の外側まで走行する。

    ③膝窩の上方、腓腹筋外側頭と内側頭起始部の間から両筋の深層、膝窩に潜り込む。 

    ④膝窩動静脈とともに、膝窩中央を下行。 腓腹筋の外側頭と内側頭の間、膝窩筋の表層を下行。 

    ⑤ヒラメ筋の深層に潜り込む。 

    ⑥後脛骨動脈と共に、ヒラメ筋の深層で長母指屈筋と長指屈筋の間(深層には後脛骨筋)を下行。 

    ⑦両筋と共に内果後方を回り、足根管の手前で内側踵骨枝を分岐。内果(足根管)で内側足底神経と外側足底神経に分かれる。 

    「内側足底神経 」

    母趾外転筋に覆われながら短母趾屈筋と短趾屈筋の間を走行。 

    「外側足底神経 」

    短趾屈筋と足底方形筋の間を通って外側へ向かいに浅枝と深枝に分かれる。浅枝は足の外側縁に沿って走行。 深枝は足底動脈弓に沿って内側深部に走行。 

    ・大腿下部の大腿二頭筋と半膜様筋の間 で、坐骨神経から脛骨神経、総腓骨神経に分かれた(内が脛骨神経、外が総腓骨神経)ところ。 

    ・膝窩の上方、腓腹筋外側頭と内側頭起始部の間。 

    Screenshot

    ・腓腹筋の深部に入り、膝窩筋の表層からヒラメ筋の深層への入り口のところ。 

    ・ヒラメ筋の深層。後脛骨筋、長母指屈筋、長趾屈筋の間を走行しているところ。これらの筋の緊張。 

    「内側足底神経、外側足底神経の主な絞扼部位」

    ・足根管 

    屈筋支帯と内果・距骨・踵骨に囲まれたトンネル状のスペース。 

    脛骨神経(枝の内側足底神経、外側足底神経 )、後脛骨動脈、後脛骨静脈、後脛骨筋腱、長趾屈筋腱、長母指屈筋腱が通っている。 

    ※屈筋支帯 
    内果と踵骨を結ぶ帯状の組織。 

    ※足根管症候群 
    足根管という狭いトンネルの中で神経、動脈、静脈が何らかの原因で圧迫され足の裏や足の指にシビレや痛みを生じる疾患。 

    また、感覚だけでなく筋の支配もしているので足の指の近位の関節の筋力低下や筋萎縮が起こることもある。 

    ・母趾外転筋、短趾屈筋の緊張。 

    「脛骨神経」

    大腿二頭筋短頭(総腓骨神経)以外のハムストリングス (大腿二頭筋長頭,半腱様筋,半膜様筋)。

    下腿後側のすべての筋 

    腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋、膝窩筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、長指屈筋。 

    (内側足底神経) 

    母趾外転筋、短母趾屈筋、短趾屈筋、第1虫様筋。 

    (外側足底神経) 

    内側足底神経に支配されないすべての足底筋を支配する。 

    母指内転筋、小指外転筋、短小指屈筋、足底方形筋、背側骨間筋、底側骨間筋、虫様筋。 

    下腿後面、足背の5指、足底 


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