施術師として、ある問題に直面しました。
あなたにも、些細な問題、大きな問題。色々な問題が日々起きていることと思います。
問題が起きた時の対応、再発防止方法を考えてみました。
問題が起きた時の3ステップ
ステップ1
状況を第三者の目線で冷静に分析をする。
ステップ2
原因を全て自分の責任として考える。
ステップ3
自己責任の元、再発防止の策を練り行動する。
◯問題発生
例
施術の流れの中で患者様の腰を痛くさせてしまった。
いつもと同じ、股関節の可動性検査をした際、腰がひくっとなり痛かった。その後、徐々に痛くなった。
◯ステップ1
状況を第三者の目線で冷静に分析する。
神経障害がある患者様。昨年手術した足が冬場で痛く動いていない。リハビリ施設も休んでいた。寒い日の朝の施術であった。
上記の状態により、軟部組織や関節の伸長性の低下や癒着があった。それを他動的操作をしたことで伸張範囲を超えて痛めてしまったと考えられる。
ステップ2
原因を全て自分の責任として考える。
他者や環境のせいにしない。
状態を把握せずに、いつもと同じ施術操作(検査)をした。操作の際、声掛けをしなかった。
→全て自分に責任がある。
ステップ3
自己責任の元、再発防止の策を練り行動する。
他者責任にしては、再発防止策が他者頼みになってしまいます。
全て自己責任とするからこそ、自分のすべき策が生まれます。
多角的に状況を把握する。
状況から組織の伸張性が低下している可能性がある。
本施術開始前に自動運動をしてもらい、組織を自動的に伸張してもらう。
関節の操作の際は自動運動、自動介助運動を中心。声をかけて行う。
このような、3ステップをふむことで再発防止に努めさせて頂き、患者様には深く謝罪いたしました。
例外
自分に責任はないと感じられる場合。
問題によっては、あなた(自分)に責任はなく、他者や環境に責任があると考えられる場があるかもしれません。
まずは、自分自身の人や環境の見方を変えるようにしてみます。
それでも、他者や環境に責任があると考えられる場合。
その場合も、自己責任として考えます。
問題相手である他者と関わっていることや、環境にいる自分に責任があると考えます。
他者や変えられない環境は変えられないので、付き合う人や環境から離れるという行動で対処するようにします。
終わりに
原因を全て自分の責任とすること。
それは、他者や環境にまかせにしない、自分で出来る問題解決、再発防止の行動につながると思います。
何か問題があったら、当てはめてみて下さい。
◯問題が起きた時の3ステップ
ステップ1
状況を第三者の目線で冷静に分析をする。
ステップ2
原因を全て自分の責任として考える。
ステップ3
自己責任の元、再発防止の策を練り行動する。
最後まで読んで頂きありがとうございました。