正中神経の走行を、動画で解説させて頂きました。
合わせて、筋の支配や皮枝も解説しています。
・走行、絞扼部位
C5~T1から派生。腕神経叢の外側神経束と内側神経束が合流、正中神経となる。
上腕動静脈に伴って内側二頭筋溝を下る。ここで、(絞扼の可能性)。
上腕では枝を出さない。
円回内筋の上腕頭と尺骨頭の間を通過(絞扼の可能性)。
通過後、前骨間神経を分岐(浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋の間を下行)。
本線は浅指屈筋、深指屈筋の間を下降(絞扼の可能性)。
手根管の手前で、手掌の一部の感覚神経である掌枝を出す。
本線は手根管を通過していく。
※内側二頭筋溝(二頭筋短頭と上腕三頭筋の間)
・筋枝
円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、方形回内筋、浅・深指屈筋(尺骨神経と二重支配)、母指対立筋、短母指外転筋(尺骨神経と二重支配)、短母指屈筋、長母指屈筋、虫様筋(尺骨神経と二重支配)
・皮枝
手掌橈側、手背の指先