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    手根骨の触診って難しく感じないですか?
    細かいですよね(°▽°)

    それではと、
    ざっくりやってみたら、意外と簡単でした^ ^

    ざっくり触診と、簡単必須バイオメカニクスを動画で解説してみました。

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    こちらは文章と写真です。

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    ① 橈骨手根関節
    橈骨手根関節にあわせて、舟状骨、三角骨。
    橈骨茎状突起、尺骨茎状突起をみつける。


    横から、やや関節間をクワガタのように挟む。
    橈屈で三角骨、尺屈で舟状骨が出てくるのを確認。
    両裂隙にマーキング。

    ② 遠位橈尺関節
    尺骨頭を尺側から橈側におって、凹の頂点の遠位橈尺関節をみつける。

    3点を結ぶ

    手根骨の近位ライン完成!

    ③ 手根中手関節
    第四第五中手骨は単独で動くので関節面みつける。マーク。
    第ニ中手骨を橈側から中枢に滑らせて止まったところが骨底と仮定。マーク。
    第一中手骨は単独で動くので関節面みつける。マーク。

    3点を結ぶ

    手根骨の遠位ライン完成!

    赤線と青線の中に手根骨がいます( ^ω^ )

    ④ 有頭骨
    第三中手を中枢に滑らせて、仮定線(手根中手関節)を過ぎたとこの凹みを確認。
    凹みは、有頭骨の真ん中。指を立てるとわかりやすい。

    ⑤ 月状骨(同時に手根中央関節)
    有頭骨から、近位へ、有頭骨の凹みからぼこっとぶるかる。月状骨と想定。
    掌屈で出てくる。背屈で潜るのを確認。


    ※橈骨のどのへんに月状骨がいるか問題。
    ①リスター結節と第3中手骨底を結ぶ線に有頭骨ー月状骨(一般的)
    ②有頭骨から遠位橈尺関節やや橈側の間(少数派)
    レントゲン像からは、②なのですが・・・
    レントゲン像は、おそらく解剖学的正位、すなわち回外位。
    ところが、触診では回内位が多い。
    「尺骨頭は、回内では触れるが、回外では関節内におさまる」とのバイオメカニクスがあります。
    ということは、近位手根列は回外では尺側、回内では橈側に移動するのかなと。
    なので回内位では、リスタ結節やや尺側あるいは橈骨茎状突起と尺骨茎状突起の間。
    回外位では、遠位橈尺関節やや橈側だと、私は思います。

    はじめ、②で私は触診の手順を説明していました。申し訳ありませんでした。

    ⑥ 舟状骨(同時に手根中央関節)・大菱形骨

    橈骨茎状突起遠位のタバコ窩に舟状骨があると想定。尺屈させて出てくる舟状骨を確認。 
    次に橈屈させていき、舟状骨が潜るのを確認。完全に潜り切ると大菱形骨を触診できる

    ⑦三角骨有鈎骨

    尺骨茎状突起の遠位触に三角骨がいると想定。
    掌屈ぎみに橈屈を加えると押し上げるように出てくる。背屈ぎみに尺屈を加えると逃げるように関節内に入り込むのを触診する。
    次に尺屈させていき、三角骨が潜るのを確認。完全に潜り切ると有鈎骨を触診できる

    ⑧ 小菱形骨

    有頭骨と大菱形骨の間

    ⑨豆状骨

    回外位。尺骨茎状突起遠位にいると想定。掌屈&尺屈で尺側手根屈筋を収縮させて確認。 

    はい!

    ざっくりですが、これだけでもわかっていれば
    ここから、細かく診れます。

    はじめから、細かく診ようとすると中々難しいですが、これなら簡単かなと思ってやってみました。

    動画では、簡単必須バイオメカニスクにも解説しているので、視聴してみて下さい(^^)


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